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道元の冒険 [演劇・ミュージカル]

ワタクシ、寒くて寒くて・・・*_*; CO2削減が叫ばれる昨今、なにゆえこんなにクーラーがキッツイのでしょうか?この間なんか、外出先がえらく寒かったもんで身体の芯が冷え切ってしまって、帰宅後熱いシャワーを長時間浴びてようやく氷が溶けたように冷えがほぐれました。だいたい、サミットは誰もがCO2削減を嫌がってばっかり。今すぐやらんとあかんのだよ、もう。。。・・・と、ぷんぷんしているのもストレスが蓄積するので、発散しつつ、プラスのオーラに変えようじゃありませんか。思うようにならないことに、執着するのはやめましょう、と自分に言い聞かせる今日この頃です。

行ってまいりました、シアターコクーン。
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作:井上ひさし
演出:蜷川幸雄
出演:阿部寛 木場勝己 北村有起哉 大石継太 高橋洋 神保共子 栗山千明 横山めぐみ 池谷のぶえ 片岡サチ ほか

おはなし
1243年、道元の開いた宝林寺。開山7周年記念で弟子の禅僧らが「道元禅師半世紀」の余興を行うことになった。食事の際、ふと眠り込む道元(阿部ちゃん)。眠る度に同じ夢を見る。夢の中では道元は現代社会で、婦女暴行で逮捕された新興宗教の教祖。芝居中、たびたび両方の場面が交錯する。一方、道元は既存の仏教を否定して新仏教を立ち上げたことにより、幕府・朝廷・比叡山から強い圧力を受ける。道元の半生をたどる劇中劇は、少年時代を栗山千明、青年時代を北村有起哉が演じて、かたわらで阿部ちゃんがじっと見ていて時々泣いたりしている。
たくさんの歌でややミュージカル風?に話は進み、難しい内容や仏教の教えを楽しんで見れるようになっています。

感想
はんにゃ~ばらばらばらばらみった~はんにゃ~ばらばらばらばらみった~と経典を操りながら歌ったり・・ふんだんに言葉遊びがあって、面白かったり難しかったり大事な言葉だったり、さすが井上ひさしさんという知的な面白さ。「過去や未来ではなく、今をあるがままに生きる」「無になろうとする内はまだ無ではない」「色即是空」「只管打坐」などキャッチしたい言葉たくさん・・言葉の洪水すぎて・・あまりキャッチできてないけど・・耳ダンボにはしていたので勉強になりました。そして、さすがに演出は洗練されていました。知的な経験をした、そんなすがすがしい気持ちになり、かなりインパクトが強かったです。

でも正直本当に伝えたいことは明らかに表現されていないのでわかりにくいです。終わったときも「それで・・・?」みたいな取り残された感が・・^^;。パンフレットを読むと、井上ひさしさんは、「高度成長期のまっ盛り、<公害反対。異常な成長は地球を滅ぼす>と訴えていた人は<生活が豊かになるのに、何をいっておる。狂気の沙汰だ。>と叩かれており、この道元の冒険はそれらの狂気の人びとに加担するために書かれた戯曲です。つまり公害反対を叫ぶ人たちと親鸞や道元や日蓮を重ねてみようと試してみたのです」と言っています。うーん、なるほどなぁ。今になってよくよく考えてみると、そんな気がする ̄▽ ̄;。時に正しいマイノリティの意見。体制の力。体制の暴力。現状を変革させることの難しさ。狂人扱いされる人。そんなことを表現しているのだな、うむ。。。特に最後のオチが・・・。13世紀から、いきなり現代に気持ちがひき戻されるのですが、そのあたりでもう、これはどういうストーリーかというより、何か普遍的なフィロソフィーを表してるんだな、ということがわかりました。

このお芝居は初演の時に井上ひさしさんが賞を取っているものですが、それを今回かなり手直ししたということ。誰でも楽しめる演出にはなっていますが、もう少し本質の部分を・・・はっきりと示したらたくさんの人がスカッとするのでは、と思いました。そして私的には、世の中「勝ち組」「負け組」に分けたがる人とか、弱者をしいたげる、人や法律や軍事国家とか、サブプライムだの白熊の危機だの、(全部一緒くたにしてしまったが)色々と世の中悩ましいことが多いと思うので、この戯曲の大事な部分をもっとわかりやすく人の心に訴えるようにすればどうだろう・・と思ってしまうのですが・・・でも、芸術だから・・・・いいのだろう、これで。と思います。
なんだか違う世界に行って来たみたいな、一つの体験をした、という感じの素晴らしいお芝居でしたm(_ _)m

ではでは連休、いかがお過ごしですか。
暑い中熱中症に、またクーラーの温度差に、お気をつけて楽しい連休をお過ごしください♪♪
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劇団☆新感線 五右衛門ロック [演劇・ミュージカル]

行ってきましたよ!!コマ劇場!!「五右衛門ロック」!!
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イラストは椿アンナさんですよ~。

<スケジュール>
7/8-28 新宿コマ
8/8-24 大阪厚生年金会館
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<主な配役の皆さん>
石川五右衛門 古田新太   真砂のお竜 松雪泰子   カルマ王子 森山未来
岩倉左門字 江口洋介     ペドロ モッカ 川平慈英   シュザク夫人 濱田マリ
ボノー将軍 橋本じゅん    インガ 高田聖子       ガモー将軍 粟根まこと
クガイ 北大路欣也
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<おはなし>
ポルトガル人?の商人、ペドロ(川平)に話を持ちかけられ、南洋の孤島・タタラ島に「月生石」を盗みに、大泥棒・石川五右衛門は海を渡るのであった。追いかけるは 五右衛門逮捕に命をかける、岩倉左門字(江口洋介)。色々絡む、ルパン三世における峰不二子のような真砂のお竜(松雪さん)。同じく月生石を狙うバラバの将軍ご一行。カルマ王子(未来くん)を立てタタラ王クガイ(北大路欣也)を倒すべく、一同タタラ島に乗り込むのであった。クガイとはどういう男なのか!?クガイとカルマ王子の関係は!?そして謎の石、月生石とは!?五右衛門はお宝を盗むことができるのか!?
ロックな歌&ダンシング&お笑いでストーリーはドラマティックに展開します。

<所感>
恥ずかしながら初めての新感線(・▽・)v
しかも主演の古田新太さんは、木更津キャッツアイのオジーしか思い浮かばないという・・微妙~な印象(失礼)のため、ハレの主役ぶりが想像つかず。。そしてタタラ王クガイ様に至っては声を聞いただけで「お父さん!」(ソフトバンク)のキモチ・・松雪さんて歌うの・・?未来君はどこ?・・と、ものを知らないワタクシでありました。
最初は素人だからかちょっと場内の笑いについていけなかったりしたのだけど、ストーリーが進行していくうちに引き込まれました。ロック系音楽や魅力的な歌(作詞は森雪之丞さん)でアクティブに進行していきます。松雪さん、かっこよかったなぁ。北大路さんはさすがの存在感でした。私のお気に入りのシーンは、ギター侍、江口洋介の歌、そしてそれに合わせて狂ったように踊りまくる森山未来くんのシーン!なんかすごく楽しかった。わぁぁぁ~と思ってるうちに、華やかな大団円を迎えたのでした。拍手~~♪♪

コマ劇場も、今年一杯なのでしたか?行けてよかったです。コマ劇場自体はたくさん行ったわけではないけど、コマ周辺は映画を見るのに小学生の時からウロウロしていました。なので一つの歴史が終わるような淋しさは感じます。コマのあの場所はどうなるのでしょうか~。普通に健全に楽しいところになれば良いのだけれど。。

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関係ないけどゲットしたお父さんの携帯クリーナー♪

ではでは楽しい日曜日を~~~♪バイバイ♪
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「わが魂は輝く水なり」見ました。(ネタバレあり) [演劇・ミュージカル]

行ってまいりました、Bunkamura シアターコクーン。

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「わが魂は輝く水なり」
作・清水邦夫 演出・蜷川幸雄

お話
源平合戦時代。老齢の身ながら戦いに明け暮れる平家の武将、斎藤実盛(野村萬斎)

亡霊となった息子、五郎(尾上菊之助)がいつも傍らにいる。
敵はかつて味方であり命を救った木曽義仲である。
森の国に育った義仲軍は破竹の勢い。
五郎・六郎(坂東亀三郎)が絡んで義仲軍の様子が表現される。
白髪を黒く染め、若武者を装い、自軍を救うためおとりとなって森の奥へ進む実盛であった。

所感^^
えっと実盛って誰だっけみたいな不勉強でぶっつけ本番な私でしたが、心構えとしては、昨日の味方は今日の敵、昨日の親も今日は敵、昨日の友は今日の死人(恐)、というような厳しい状況だということを認識していれば間違いはない気がします。。。

実盛は従者も従えず、ひたすら戦いに身を投じている孤高の武将。深いかかわりのある義仲軍に輝きさえも感じながら、敵である運命にしたがっている。精神的にとてもまっすぐで純粋な人です。戦場という状況でその人間性を支えているのは、亡霊である息子、五郎。菊之助、適役。、精神の透明感、気高さ、美しさを象徴しているようです。五郎「生きている人間は淫らだ、淫らな夢を追いすぎます」 実盛「死人は立派すぎる、高貴な夢を語りすぎる、とくにお前のような若い死人はな」 という会話通り、五郎はオトナの歪んだ心をもつ前に亡くなっており、その少年性、気高さが亡霊という形で一層際立っているのです。戦場の中での亡霊ということで、この人だけがきれいな装いということもあるのだけど、ややコミカルなこの人だけが空気が違う、世界が違う、神々しい雰囲気を放っていたのはすごいと思いました。人の気って、すごいものですね。

一方、義仲軍は、すでに義仲は指揮を執っておらず、巴(秋山菜津子)が義仲を名乗って大将になっている。精神的にヒートアップしており、フィロソフィーに合わない仲間を粛清していくような、狂気の集団になっています。赤軍とかにあったような、普遍的なストイック集団の恐ろしさを感じます。誰もが狂っているのに、誰もが自分だけがまともだと思っている、そんな状況はそこらへんの不健全な組織にもありがちなことですね。「正義と真理」を求める普通の健全な気持ちがないと、人間の心、そして組織というのはもろいもんです。。。

そんな話が進行していく中、目を奪う背景、舞台の早変わり、意外性に「おぉー」と思うこと度々。そして甲冑などの衣装が素晴らしいこと。野村萬斎さんはその老齢なメークにしばし野村萬斎さんであることを忘れる私・・気迫があり、装いだけでなく老齢で、渋いのです。昔の武将の、強い精神性を感じたのでした。

とにかく、戦いという究極の場面での人間の透明で強い精神性が、森や水の美しさを背景に感じさせながら、演じる人の気迫でパワフルに表現されていたと思います。「わが魂は輝く水なり」、そのものでした。
とても身と心が引き締まる午後でした。
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キル&雑感 [演劇・ミュージカル]

Bunkamuraシアターコクーンにて「キル」を鑑賞。
モンゴル、ジンギスカンの歴史になぞらえて、デザイナーとして世界征服をめざすストーリー。
親子の確執、征服欲、現代のファッション業界(というか資本主義社会そのもの)への揶揄、権力欲など色々なテーマを含んだ深い話である。とはいえ、演出上は重い深さを感じさせず、笑いを誘いながらたくさんの疑問をなげかけ、最後には胸にズンっとくる、「やられた・・」感のある演出だった。主役テムジンとシルクの美しさが都会的でモダンな印象を高め、母トワと結髪の存在感は圧倒的だった。テムジンの熱演はとても良かった。
しかし、少しわからない部分有り。そこんとこやや消化不良かな?

話は変わるがシルクはヒロスエさんが演じていたのだが、昨日TVでヒロスエさん主演のバブルへGO!のようなタイトルだったか?の映画をちらりと見た。バブル時代を楽しく過ごした私・・その一方バブル期にマンションを買いハジケ後に売った可愛そうな私(涙)には興味深い話であり、実際面白かった。でも・・でもでも・・!どうしても理解できない、タイムマシンものにありがちな矛盾。
過去に戻って過去を変え、再び元の時代に戻ると、、自分の境遇が非常によくなっているという話が良くありますよね?バック トゥ ザ フューチャーしかり。過去から戻ったマーティは、父親がSF作家として成功しておりおぼっちゃまになっていた。「バブルへ・・」は、過去から戻ったヒロスエさんは総理大臣令嬢になっていた。でも、元のマーティと、おぼっちゃまのマーティは、既に別人ではないの?そうすると幼少時からおぼっちゃまだったマーティはどこに行ってしまったのか?
今まで誰に聞いても「そうだよね!!」と言った人は誰もいないのですが・・きっと、お話だから別にいいだろうということなのだと思う。

憂えるべきは、私の性格。受け流して楽しもう、と常に思っています(苦笑)。


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