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アメリカン・バレエ・シアター「白鳥の湖」 [バレエ]

実は・・先日「海賊」で感動してしまったので、「白鳥」のチケットを購入してしまったのでした^^
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振付:ケヴィン マッケンジー←芸術監督。今回は2000年に発表した改訂版。日本では初。
オデット&オディール:ジリアン マーフィー←写真右。悩殺されましたーー!!
ジークフリード王子:イーサン スティーフェル←写真左。海賊ではアリをやって大喝采でした。
ロットバルト:ヴィータリー クラウチェンカ、ジャレット マシューズ←写真下。悪魔と紳士、二人が演じる。

改訂版の振付はモダンでテンポ良く、ストーリー展開が面白くドラマチック。情感が良く表現されており、最後に死後の世界で結ばれる二人を見て、感動して思わずうるうるとしてしまいました。今までバレエを見て「美しい!」とは思っていましたがこんなに感動したのは初めてです。魔法で白鳥にされるという古典的なストーリーでありながら、魅了される/恋に落ちる/夢中になる/信じる といったピュアな気持ちがすごく伝わってくるのです。そもそもオデットが白鳥にされたのも、紳士に変身した悪魔ロットバルトにうっかり魅了されたから。吸血鬼にうっとりしながら血を吸われて同じ吸血鬼になってしまうように、オデットもうっかりセクシーなワル男にはまってしまったわけです。これは一瞬のプロローグなのですが、すでにロットバルトとの怪しい絆が生まれ、「だまされた純粋な女」のせつなさが漂います。

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オデットの住む湖は、月がきれいな幻想的な演出。鳥さんの大群は美しく迫力。

白鳥にされたオデットは日が暮れると人間に戻り、ワル男と縁が切れない悲しみに暮れて日々を過ごします。しかしある日、森に迷いこんだジークフリード王子と運命的に出会うのでした。愛を誓い結婚すれば人間に戻れます。しかし、その誓いが破られると永遠に白鳥のまま。恋に落ち、誓い合う二人。しかし、ややビビリな王子。・・・白鳥さん、ホントにボクのお嫁さんになれるの~?の不安がややよぎってる感じ。

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オデットは渡さねぇ・・・クワッ 
(メークがすごいあまりに、悪魔と紳士のバージョンを二人が演じることになったとのこと。)

悪魔・ロットバルトは超越した力を持つダークな悪の存在であり、セクシーでパワフル、ずうずうしいやり手な男として絶大な存在感がありました。この人の前では世間知らずのお坊ちゃまである王子は子供のようなもの。チロっと魔法を操れば、全ての一般ピープルはイチコロです。第三幕、王子が妃を選ぶための舞踏会のシーンに紳士に変身して登場しますが、チョビ髭に紫の衣装、マントをはおり、ビシビシ踊りながら全ての人を魅了していきます。早速王子の母である王妃を味方につけ、隣の席にあつかましく座り込む始末。その場の中心人物におさまったところで、娘のオディールが華麗に踊ります。それがまた、セクシーでゴージャス。スピーディにくるくる回る内に、あれよという間に王子はオディールに夢中になるのです。王子がどんどん恋に落ちてゆく、華やかな情感と見事なバレエの演出に胸が一杯に・・・大喝采でした。。
ところが王子がオディールと結婚すると宣言した、その途端・・・ロットバルトが本性を見せ二人を蹴散らし、あたりは暗闇に。扉を開けると悲しみに暮れるオデットが。信じてたのに。。誓いが破られれば、ワタクシはずっと白鳥のままですわ。。全てロットバルトの策略だったのでした。

許しを乞うためオデットを追いかける王子。二人は湖で、絶望と愛を踊ります。悪魔の姿で戻ってきたロットバルトが二人を引き裂こうとしますが、絶望の中でオデットは湖に身を投げます。そして王子はその後を追い、湖に飛び込むのでした。二人の愛が本物だったことにより、魔法は解け、ロットバルトの魔力は失われます。そして、死後の世界で結ばれる二人。愛に喜ぶポーズで昇る太陽の中に二人が浮かぶ美しいエンディング。正しいもの、純粋な愛が勝った、ハッピーエンドに大喝采なのでした。(死んでしまったのですが・・・)

最後に芸術監督ケヴィン マッケンジーさんの言葉。「悲劇は起こったが、誰の罪でもなかったのだ、ということを言っているのです。悪いのは王子でもオデットでもなく、二人とも目の前に現れた何者かに強く惹きつけられてしまっただけのことなのです、人間はそう完璧ではありませんから。「悲劇」とは、何かをきっかけに生まれるものではなく、既に存在しているものだということに気づかされました。私たちは完璧でありたいと願い、理想を掲げますが、すでにそのこと自体が悲劇なのです。理想を実現したいばかりに、何とか現実と折り合いをつけようとするけど、そんなことは誰にもできやしない、それが単純な悲劇の本質であり、この物語に通底している真実だと思うのです。」

幸せや理想を求めるあまりに、そこにひそむ悲劇にも突っ走ってしまうのが人の純粋な心なのでしょうか。
アメリカン バレエ シアターの白鳥、今度来たら、必見です♪楽しい週末を!!^^

Youtubeですが、finalのシーンです。
http://jp.youtube.com/watch?v=JI7AsZGnyi4&feature=related

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アメリカン・バレエ・シアター「海賊」 [バレエ]

アメリカン・バレエ・シアターの「海賊」見ました。

アメリカン バレエ シアター
1940年創立。アメリカのナショナル バレエ カンパニーです。白鳥の湖やジゼルなど19世紀もの、シルフィードなどの20世紀もの、現代もののレパートリーを確立し、更にジョージ バランシン、ジェローム ロビンスなどの鬼才と共に名作を送り出しているとのこと。1980年にはバリシニコフが芸術監督になり、クラシックを守りながら革新的な作品を発表してきた。
ということで、東京文化会館に、海賊を見に行ってきました。

海賊
海賊の首領とギリシャ美女のロマンスが中心となり、美女の奴隷売買、拉致や救出の間に海賊の仲間割れなどがにぎやかに展開する、見所満載の演目。初演は1856年。1960年にソビエトから亡命したヌレーエフが野性的でセクシャルなパ ド ドゥをセンセーショナルに披露し、定番演目となる。アメリカンバレエシアターのものはマリインスキーのコンスタンチン セルゲーエフのバージョン。昨年、ボリショイとKカンパニーの熊川さんが新バージョンを発表した。

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命からがら、やっと結ばれて幸せ~~の二人。

コンラッド;デイヴィッド ホールバーグ(イケメン・・・写真の右の人)
ビルバンド:カルロス ロペス
アリ:イーサン スティーフェル(大喝采だった)
ランケデム:エルマン コルネホ
メドーラ:パロマ ヘレーラ(主役の美女。素晴らしかった。)
ギュリナーラ:シオマラ レイエス

この人も、あの人も、みんなみんな踊りが上手!
くるくる、くるくる、くるくるくるくる!!!
ひらひらひらひら~~~!!!!
同じ人間ではないだろう・・バレエの星★から来たに違いありません!!!
まず奴隷売買の場面でたくさんの美女奴隷が踊りを披露。
一目で恋に落ちた美女を奪われた海賊君が美女を拉致。
海賊基地にて男も女も順番に踊りまくる(爆)
海賊首領と美女の愛の踊り・・・男子奴隷、加わる。
裏切りのドタバタ踊り。奪い返すドタバタ踊り。
そして船出。。。。
まぁ、ストーリーはそんな感じであります^^
でもいちいち美しい、お人形を見ているような。魔法のような。
ということで、うっとりし続けた、2時間半なのでした。。。。。

ではお休みなさいませm(_ _)m

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